会社役員の方で、これからマイホームを購入しようとお考えのあなたに、必ず読んでいただきたい内容です。
重要:代表取締役ではなく、その他の役員の方に向けて書いています。
源泉徴収票の数字だけを見て審査する訳ではない
住宅ローンの審査で、とても重要な項目にある「年収」
当然ですが、ローンの支払いができるのかどうかを知るうえで、とても重要です。
入ってくるお金を見て、支払いにどれだけ回すことができるか?ってことになります。
ただ、年収も多ければよいわけではありません。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
役員の方は、従業員の方に比べて年収は多く取っていると思います。
これは当然のことですよね。
色々と責任を負っていますから。
年収が多く、その他のローンもなければ、まったく問題がないように見えますね。
でも「役員となっている」そこに落とし穴があるんです。
同じ会社に勤務する従業員と役員の違い
同じ会社なのに、審査する項目に違いがあるんです。
それは、何かというと「決算書」を出すか出さないかにあります!
しかも、3期分です!
これはとても重要です。
なぜかと言うと、受け取った金額だけでなく、支払った会社の状況まで見られてしまうからです。
これは、いくら年収が多くても、支払っている会社の決算状況が赤字であればダメなんです・・・
(3期分を提出するので、1期のみが赤字であれば大丈夫な可能性は高いです。)
同じ会社の従業員は決算状況は関係ありませんので、もしかしたら役員はダメでも従業員は審査OKとなることもあるかもしれません。
決算状況が悪かった場合、どうすれば良いのか?
役員と言わない
代表取締役でないのであれば、あえて役員と言わないのも方法の一つかもしれません。
ただ、源泉徴収票に役員報酬と書いてあったらこの方法は使えませんし、ホームページに役員として名前が載っていても使えません。
なぜ、そんなことができるのか?
結局のところ、銀行によってはそんなに詳しく会社を調べないからです。
もちろん、会社として存在しているのか?などは調べますが、わざわざ謄本を取ってまで調べるかというと、そこまでしていない銀行も多くあります。
役員から外れる
肩書は役員でも、やっている仕事内容は役員とは名ばかりであれば、役員から外れるのもありかと思います。
もちろん、外れることで報酬が減らないなどの条件をクリアできるのであればですが・・・
少人数でやっている中小・零細企業では良くあることなので、住宅ローンの審査を通すために役員から外してもらうのも良い選択かと思います。
まとめ
会社役員と言えば世間体は良いかもしれませんが、実際の仕事内容は役員とは名ばかりと感じているのであれば、審査を通すために役員を外れるという選択があることを覚えておいていただいても良いのかと思います。
あと、源泉徴収票・ホームページを見ても役員としての証拠がないのであれば、あえて役員とは言わずに審査してみても良いかもしれませんね。
(あくまでも自己責任でお願いしますね。)