気分転換をするために入った喫茶店。
とても良い雰囲気のお店で、淹れたてのホットコーヒーを飲みながら本を読んでいると、近くの席での会話がふと耳に入ってきました。
40歳後半から50歳前半といった主婦の方たちでしょうか?
Aさん「住宅ローンの借り換えはした方が得なのかなぁ?」
Bさん「それは、やった方が良いと思うよ!うちも何年か前にやって、結構支払いが下がったよ!」
Aさん「そうかぁ。やっぱりした方が良いかなぁ・・・」
Cさん「うちは銀行に相談に行ったら、メリットがないからそのままにしておいた方が良いですよって言われたんだよね。」
Aさん「借り換えをしても、支払いが下がらないこともあるの?」
Cさん「そういうことなのかなぁ・・・?」
すべての会話を盗み聞きしていた訳ではないので、一部だけですが、こんな感じの内容だったと思います。
結論から言うと、この会話からは何も得るものが無かったと思います。
所詮、世間話のなかの一つの題材に過ぎないのですが、少しでも興味を持たれたのであれば、もう少し的確なアドバイスがあったらと感じてしまいました。
住宅ローンの借り換えはした方が得なのかなぁ?
当然ですが、得する人もいれば、損する人もいます。
金利だけを見ると、今と比べて高い金利の人でも、残りの金額や年数が少なければ諸経費が上乗せになることで、支払い金額が減るどころか増えることもあります。
借り換えをすれば、誰でも得するわけではありません。
銀行に相談したら、メリットが無いと言われた
先程もお伝えしたように、借り換えは誰でも得することではないので、本当にメリットが無かったかも知れません。
ただ、銀行員がこのようなフレーズを使うのには、相談に来られた方への配慮があるとも考えられます。
相談に来られた方に、借り換えをしても審査に通る可能性が低い場合は「○○の理由で審査は通りません」と言って傷つけるよりも、「お客様は借り換えのメリットがありません」と伝えた方が良いのかも知れません。
以上のことを踏まえても、表面だけを見て物事を判断するのではなく、少し踏み込んで判断をすることが良い結果に繋がって行くと思います。
さほど知識のない知り合いに相談するよりも、専門家に相談することが的確なアドバイスを得ることができますよ!
PS.住宅ローンの支払いは、家計を預かる主婦の方にとって重要なキーワードかと思いますので、話題の一つとして、けっこう盛り上がるのかもしれませんね!