住宅ローンの借り換えを検討する前に、事前に確認しておきましょう!
借り換えをするということは、今の金融機関から別の金融機関に借入先を変更することです。
ということは、当然ですが新たな金融機関で融資を受けることが出来るのかを審査することになります。
ここでは新規の住宅ローン審査と違い、借り換えの審査にある項目で、とても重要な項目について書いてみます。
新規の住宅ローン審査と借り換えの審査の違うところはあるのか?
あります!
新規の住宅ローン審査と違って、借り換えの審査では「既存住宅ローンの支払いに遅れがないか?」を見ます。
要は、約束通りに支払いをしているのか?を確認するのです。
当たり前ですが、約束通りにお金を返さない人に貸せるわけありませんよね?
なので、ここは結構重要なところです!!
なかには給与振り込みの口座と引き落としの口座が別で、仕事が忙しくて引落し口座の入金が出来ずに1~2日遅れてしまった・・・と言う方もいると思います。
でも、厳しい言い方になりますが「そんなことは理由になりません!」最初から分かっていることなので、準備不足とみなされるだけです。
かといって、金融機関も鬼ではありません。
少しだけ救いなのは、延滞を確認するのは、過去1年間だけで良いのです。
さらに、1~2回の延滞であれば何とか出来る金融機関もあるのです。
少しほっとなさった方もいらっしゃるのではありませんか?
ただし延滞は延滞なので、審査を通すためには「延滞した理由を明確に示し、今後延滞をしないように改善策を提案すること」が肝になります。
延滞した理由が、先程のように給与の振込口座と引落し違った場合は
「引落し当日は忙しくて資金移動が出来なかったが、引落し口座とは別の口座に引き落とし金額以上の残高があったことを通帳を見せて証明して、さらに借り換えした際は、給与振り込みの口座を変更して、なおかつ引落し日を給料日同日にすることにする」
とすると印象が良いと思います。
万が一、給与振り込みの口座が勤務先の指定銀行があり変更できない場合は、定期預金をすることで、残高が不足したときにも対応できるようにすることを伝えてみるのも良いと思います。
ただ、給与振り込みの口座を変更することと比べると、少しインパクトが弱いので厳しい結果になってしまうかもしれません・・・
同じ延滞なのに印象が悪い延滞とは?
支払い期日に遅れることに変わりはないのに、印象がかなり悪くなることがあります。
仮に2~3日の延滞だったとしても
月内の遅れなのか?
月をまたいで遅れてしまったのか?
によって全く印象が変わります。
例えば、毎月の支払いが15日だったとすると2~3日遅れても17~18日には支払われることになります。なので月内に支払われたことになりますね。
ただ、もし毎月の支払いが月末だったとしたら、当然ですが同じ2~3日の遅れでも月が変わってしまうのです!
ということは、本来の支払い月に返済ができず、翌月に支払われたことになり、かなりのイメージダウンになるのです。
同じ2~3日の遅れなのにですよ!!
このことにより、審査結果にも影響が出てくることは間違いありません。
もし、月末を支払い日にしている方は、本当に気を付けてくださいね。
まとめ
支払い期日に引落しが出来なくても、金融機関はそんなに大ごととして取り扱いはしません。
なので、支払いが出来てしまえば丸く収まったかのようにさえ見えてしまいますが、実際はこのように影響を与えてしまうのです。
今すぐ借り換えを検討している訳ではないからと思っている方も、決められた期日に支払いをするのは当然のことなので気を付けて行きましょう!